2002/03/24 巡視路を使って塩尻市 尖剣山
国道19号線を塩尻市から木曽方面に走っていると日出塩あたりで右手に尖ったピークの山が見えてきます。以前から気になっていたので国土地理院の地図で調べてみると、やせ尾根がどうやら尖ったピークに見えているだけの様ですが、やや名前負けしているような気がしますが鉄塔の巡視路があり相棒のラブラドールのマルとさっそく出かけてみました。
最近はインターネットの普及によりよりディープな情報が得られるようになり、山歩きでも色々なテーマを持って山に入る人が多くなりました。そんな中でも今回は三角点ハンターと呼ばれる人や巡視路マニアの方にはほとんど役に立たない山歩きになってしまいました。
ただ、この山域は森林開発が進められていて伐採や植林が行われていて大変展望が良く楽しい山歩きになりました。最後の動画はそのやせ尾根を下山しているときの様子です。

※ Google Earthでも確認してみましたが現在は木々も成長しているので展望は望めないかも知れません、また動画も当時のデジカメの画質なので現在のスマホの画質には到底及ばないことをご了承ください。(2021/10/20記)

Camera
SANYO DSC MZ1
尖剣山を日出塩の外れの農道からの撮影です、国道19号から見るともっと尖った感じに見えます。ここからも林道のガードレールや鉄塔が何本も見えています。
林道の脇にさっそく中信木曽福島線の鉄塔の標識が立っていました。1枚目の画像で見えているのが安曇2号線の鉄塔で奈良井川や国道をクロスして行きます。
巡視路は何処もよく整備されていて里山歩きにはとても重宝で、余りにも便利で申し訳ない位です。最初だけ妙に元気なマルはどんどん登って行ってしまいます。
こちらは安曇2号線の案内板、管轄によって案内板も少し形状が違っています。
安曇2号線のNo.22号鉄塔ですが上がV字形状の珍しい形をしています、No.24号は車で通った農道の脇にありました。縦方向に伸びている架線は中信木曽福島線です。
尾根を境に南側が広葉樹、北側がスギやヒノキが植えられています。巡視路も道幅が広くて歩きやすいですね。
と言っているうちにNo.21号に到着。先に着いたマルはこのようなドヤ顔で待っています。
今までは山腹を歩きましたがNo.21号からはいよいよ尾根歩きです。
3月ももうすぐ終わりで日の当りの良い尾根なのにまだ雪が残っています。
ゆるい傾斜の尾根歩きはまだまだ続きますよ。
と言っているうちにちょっとしたピーク的な所になりました。国土地理院の地図に標高表示のある地点なので此処がどうやら尖剣山の山頂らしいです。まだまだ尾根は続くので先に進みます。
ちょうど北斜面は伐採が終わりヒノキの苗木が植えてあり3、4年経過した感じです。しばらく塩尻市方面の展望が望めます。
マルは何か気になるものを見つけたようです。毎度のことですが気になるものがあるとしばらく動きません。
少しして雲が流れていき遠くに霧ヶ峰や北八ヶ岳方面が見えてきました。画像では判りにくいですが・・・・
牧野地区(塩尻市)のクローズアップです。生協の大きな配送所と左奥に南興セラミックの工場が見えています。鉄塔はNo.21号です。
さらに登り進むと北からの尾根と小曾部からの北西からの尾根と合体します。さらに登ると国土地理院の地図で1342mの名前のないこの辺りの最高点に到着です。北側は間伐が完了したばかりで、見晴らしの良い所からは鉢盛山方面が見えてきます、天気が良ければ穂高連峰も見えるかもしれません。下の方には梓川上流方面から来たと思われる送電線の鉄塔が見えています、巡視路は距離的に小曾部から伸びているようです。
西側にやや低めのピークがあったのでそちらに向かいます。
やはり何も有りませんでした・・・・
ちょっと風が強くなり雪が降り始めてしまいましたが下に見えている鉄塔まで行ってみることにしました。
雪の降り方が少し弱くなったかなと思っていたら・・・・
鉄塔に着く頃には大粒の雪が横殴りに降ってきました。
マルも「こりゃかなわんなぁ~」と言う表情です。
と言う事で早々に撤収!、あわてて撤収したせいで鉄塔の標識見てくるの忘れました。
辺りが白くなりましたが、マルも少し白くなってきました。
1342mのピークにはこんな風に赤色の境界線標識と謎の鉄杭が打たれています。伐採時の標識と思われます。
こんな感じで木の幹に一方向だけ雪が付いています。
道はないのですが笹薮が無いので比較的歩きやすい山だと思います。すぐに雪は止み、風もおさまり、何か雲も少し切れてきて陽が差し始めたのでおやつです。
天気が回復したので北尾根の巡視路で安曇2号線のNo.20号にも行ってきました。
尖剣山の東尾根に出ると青空が広がってきました。塩尻市市街と高ボッチも見えてきました。
マルも判るかどうか知りませんが、しばらく景色に見とれていました。
最後はおNo.22号で約束の(?)このアングルでの撮影です。
尖剣山のピークの手前辺りで撮影したものを切り貼りで編集しています。
景色が良くて歩きやすく、それなりにボリュームがある山なのでけっこう楽しめました。木が大きくならないうちに新緑の時期にも登りたい山です。